どうもお疲れ様です。MESIです。
今回はロードバイクのコンポーネントについて初心者でもわかりやすいように解説していきます。
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コンポーネントとは?
ここではそもそもコンポーネントがなんなのか?について話していきます!
コンポーネントとは上の画像のような自転車部品のこと。
- 変速機(ディレーラー)
- ブレーキ
- ブレーキレバー(シフター)
- ペダル
- チェーン
- クランク
- スプロケット
- ボトムブラケット(BB)
のことをまとめてコンポーネントと呼びます。(略してコンポと呼ばれる事が多い)
※ボトムブラケット(BB)はクランクを取り外さないと見えません
これらのパーツはロードバイクの心臓に相当し、大事なパーツです。
人間で例えると骨が自転車のフレーム、血と肉がコンポーネントって感じだ。
コンポーネントのメーカーについて
TREK(トレック)やBianch(ビアンキ)、GIANT(ジャイアント)のようなロードバイクメーカーはロードバイクのフレームを主に製造しているのあって、コンポーネントのような自転車部品は基本的には作っていない。
なのでロードバイクメーカーはコンポを製造しているメーカーからコンポを買い、自社のフレームに組み付け一台のロードバイクとして販売している。
CPUはインテル、OSはマイクロソフトのものを使っているだろう
コンポーネントを作っているメーカーは主に3社。
日本のシマノ、イタリアのカンパニョーロ、アメリカのSRAMです。
ちなみに日本で販売されているロードバイクの9割以上がシマノのコンポーネントで組まれています。
コンポーネントのグレードについて
コンポーネントと言っても各メーカー1種類だけ販売しているわけではありません。
レース向け仕様の高級なものから、初心者向けの安価なものまで幅広く販売されていてグレードがある。
松、竹、梅のように等級が別れているのです。
そもそもグレードが高いコンポは何が違うの?
グレードの高いコンポーネントは性能が良い。
安いグレードのコンポーネントだと変速したときに
はいはい変速すれば良いんでしょ!と言わんばかりの感じで
ガチャコン!ガチャコン!
っと雑に変速します。
時にもたついて滑らかに変速してくれない事もある。
一方、グレードが高いと「チャッ!チャッ!」と滑らかに変速します。
シマノの最上位グレードのDURA-ACEなんかはウルトラスムーズに変速してくれます。
また、高いコンポは変速した時のフィーリングまで上質!
高級なものって質感が良いんですよね。
安いコンポだとどうしても安っぽいプラスチック感があります。
それからグレードが高いコンポーネントほど重量が軽いです。
ロードバイクは軽さが正義。
軽いロードほど良く加速し、良く坂を登る。
実はコンポーネントはロードバイクのパーツの中で最も重たい部品!
なのでグレードが違うとロードバイクの重量に大きく影響します。
コンポの中でもブレーキはなるべくグレードが高いものを選びたい。
すでにグレードが低いものがついている場合交換することを推奨する。
なぜなら安全に関わる部品だから!
ブレーキが安物と高価なものでは制動力が雲泥の差。
どのくらいの差があるか実験した記事がコチラ↓
記事中盤でテストしてます。
シマノのコンポーネントのグレードについて
シマノのコンポーネントのグレードについて解説します!
シマノのロード用コンポーネントはグレードの高いものから順に
- DURA-ACE (デュラエース)
- ULTEGRA (アルテグラ)
- 105 (イチマルゴ)
- TIAGRA (ティアグラ)
- SORA (ソラ)
- CLARIS (クラリス)
の6種類が販売されています!(テストに出るので全部覚えましょう( ゚д゚ )クワッ!!)
上位グレードのDURA-ACEとULTEGRAには通常のワイヤーで引っ張り変速する機械式の他に、モーターの力で変速する電動シフト(Di2)もあります。ただし超高価(*´Д`)
また、私が電動コンポを使った感想を書いた記事を載せておきます↓
DURA-ACE デュラエース(リア11速)
コンポーネントだけで20万はします。(電動タイプのDi2は30万くらい)
主に60万以上のロードバイク完成車に搭載されている事が多いです。
リアは11段変速。
プロのレーサーが使用するコンポーネントで、シマノの最高の技術が詰まっています。
正確でストレスフリーな変速、ガツンと効く強力なブレーキ、そして超軽量。
DURA-ACEは最高なのだ!使っていて楽しい!
まぁ非常に高価なので初心者にはあまり縁がないコンポーネントかもしれません。
ULTEGRA アルテグラ(リア11速)
シマノのセカンドグレード、アルテグラ。
コンポーネントだけで10万くらいします。(電動タイプのDi2は20万くらい)
リアは11段変速。
DURA-ACEの性能をなるべく落とさずにコストダウンしたのがULTEGRA!
DURA-ACEよりも安価な素材を使うことで価格はDURA-ACEの半分ほどで抑えている。
変速性能はDURA-ACE並みですが重量がDURA-ACEよりちょっと重い。
シマノによるとアルテグラはDURA-ACEより幅広く使って貰おうというコンポみたい。
主に40万以上のロードバイク完成車に搭載されている事が多いです。
初心者でも奮発してULTEGRA搭載車買う人もいますね。
アルテグラとDURA-ACEでどのくらいの差があるのかが知りたい人はこの記事↓
105 イチマルゴ(リア11速)
シマノのミドルグレードの105。
コンポーネントだけ7万くらい。
リアは11段変速。
ULTEGRAの素材を見直しさらにコストダウンさせたモデルが105です。
ULTEGRAでは金属だった部分がプラスチックになっていたりします。
性能はULTEGRAに劣るもののレースで使うには十分な性能を持ち、105は「レース入門用コンポ」と言われている。
主に15万以上のロードバイク完成車に搭載されている事が多いです。
よく初心者から
「コンポーネントのグレードはどれくらいがちょうど良いですか?」
という質問が来ますが、私はこの「105」をオススメします。
なぜなら上位グレードであるDURA-ACEやULTEGRAとパーツの互換性があるからです。
DURA-ACE、ULTEGRA、105はリアの変速段数が11速なのでこの3つのグレード間には互換性が存在します。
このメリットは非常に大きくて105とTiagraの間には越えられない壁のようなものを感じます。
互換性があると何が良いかと言うと、一部のパーツだけをアルテグラのような上位グレードのコンポに変更することが可能です。
しかし、105より下のコンポの場合ブレーキ以外の互換性がないのでコンポのグレードを後に上げようとしたとき全部まるごと交換する必要がある。
TIAGRA ティアグラ(リア10速)
レースで勝つための性能を削り実用的な性能を残すことで105よりもコストダウンさせたモデル、ティアグラです。
主に13〜15万の完成車に搭載されている事が多い。
リアの変速段数は10速と上位グレードより1段少なくなっている。
後輩のバイクについてるTIAGRA(4700系)を触らせて貰ったがさすがシマノ。105の10速バージョンといった感じだった。目隠しされたら多分105と変わらないかもしれない。(私が鈍感なだけ?)
SORA ソラ(リア9速)
日常の街乗り用に設計されたモデル。
主に10〜13万の完成車に搭載されている事が多い。
リアは9段変速でTIAGRAより1段少ない。
街乗り用とはいえ、レースで勝てないわけではないので安心して欲しい。
自転車競技ではコンポのグレードの低さくらい乗り手のエンジン次第でひっくり返すことが可能だ!
CLARIS クラリス(リア8速)
誰でも手軽にロードバイクを楽しめるように設計されたモデル。
主に10万以下の完成車に搭載されている事が多い。
リアは8段変速でSORAより1段少ない。
入門者のためのコンポーネントだ!
カンパニョーロについて
カンパニョーロのコンポーネントはグレードが高い順に
- SUPER RECORD
- RECORD
- CHORUS
- POTENZA
- ATHENA(廃盤)
- VELOCE
が販売されています。
変速性能はシマノには敵いませんが、変速時のレバーのクリック感が気持ちよく使っていて楽しいコンポです。
デザインも美しく、眺めているだけで楽しめる。
イタリアメーカーのフレームをカンパニョーロのコンポで組むと凄くカッコよくなって鼻血が止まらなくなるので注意です(*´Д`)
ちなみに値段は超高い。
カンパのコンポをもっと知りたい人はこちらの記事↓
SRAMについて
スラムのコンポーネントはグレードが高い順に
- RED
- FORCE
- RIVAL
- APEX
が販売されています。
カンパニョーロのコンポが美しいのに対してSRAMのコンポはカッコイイ。
カンパニョーロと同様に変速性能はシマノに劣りますが、使っていて楽しいコンポです。
値段はカンパと同様に高いけどね(*´Д`)
SRAMのコンポをもっと知りたい方はこの記事↓
まとめ
今回はコンポーネントについて解説しました。
コンポーネントのグレードは種類が多くて覚えるのが大変ですね(´・ω・`)
でもロードバイクを趣味にしているうちにいつの間にか全部覚えてしまいますよ!