この記事ではロードバイクのメーカー40社を紹介しています。
各メーカーの特徴やイメージを自転車乗り目線で解説しました。
興味のあるメーカーだけでも見ていってくれ!
また、この記事の他にもコスパの良いメーカー、チタンフレームを製造しているメーカーをまとめた記事もあります。
よろしければ御覧ください。
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GIANT (ジャイアント) 台湾
知名度★★★★★
コスパの良さはロードバイク会トップクラス。低価格で性能が良いロードバイクを販売するGIANTです。
安い人件費を元に他社のフレームを製造するOEMから始まったメーカー。
OEMとしての仕事をしているうちにロードバイクの設計ノウハウを蓄積して、安く高性能なバイクを製造するようになりました。
ちなみに現在主流のスローピングフレームを最初に作ったメーカーはGIANT。
初心者はメーカーにこだわりが無いならGIANTを選んでおけば間違いなし!
ただメーカーにブランド力が無い?ためハイエンドモデルを所持していても所有欲を満たされにくいのが玉にキズ。
下手すると「GIANT=安物自転車」と小馬鹿にされることがある。
「台湾製www(^Д^)プギャー」と見下されることもある。
そういう人達にとっては欧米の自転車メーカーこそが至極の自転車メーカーなのでしょうが、イタリアメーカーのDEROSAだろうとBianchだろうとほとんどのモデルは台湾製。
すなわちMADE IN TAIWAN!!
もはやGIANTの工場で作られていることもある。
そう。GIANTを馬鹿にしているあいつのロードバイクは実はGIANT製なのだ!!!Σ(゚Д゚)ワロタw
MERIDA (メリダ) 台湾
知名度★★★★☆
コスパが高い台湾メーカーでGIANTと特徴がかぶっているメーカー。MERIDAもOEMから始まった。
GIANTの影に隠れてしまい影の薄い存在であったが新城選手がランプレ・メリダに移籍したおかげ?か差別化され人気が急上昇中!
新城選手は今はバーレーン・メリダに所属してます。
また、軽量モデルのフラッグシップであるSCULTURA CF4はサービス価格といえる安さで売られていて、かなりオススメ。コスパ良すぎ!
GIANTと同様安い自転車だと見下される傾向にあります?が、欧米ブランドの一部モデルの製造を行ってます。
ちなみに後で紹介するスペシャライズドは実はMERIDAの傘下。
スペシャ乗りがMERIDAを馬鹿にしたらそれはもう水戸黄門が発動してしまうのでありますよ!Σ(゚Д゚)
GUSTO (グスト) 台湾
知名度★☆☆☆☆
こちらも台湾のメーカー。
OEMで培った技術で安くて高性能なロードバイクを販売しています。
コスパに関してはおそらくロードバイクメーカーで一番。GIANTやMERIDAをぶっちぎるほどです。
はっきり言って安すぎてヤバイΣ(゚Д゚)
この写真のモデル。カーボンフレームにアルテグラ組、カーボンホイールまでついて26万8000円(税抜) なんだぜ。おかしいだろ…( ̄ω ̄;)
UCIのコンチネンタルチーム、Attaque Team Gusto(アタッキー チーム グスト)が実際に使用しています。
プロが使用するバイクがこんなに安く手に入っていいのか?(@_@)
もしロードバイクを購入しようとしていた頃の自分にアドバイスできるなら間違いなくGUSTOをオススメすると思う。
知名度が低いのと取り扱っているショップが少ないのが残念なところ(´・ω・`)ショボーン
TREK (トレック) アメリカ
知名度★★★★★
ロードバイク界において超有名なメーカー。もはやロード乗りで知らない人はいないのではないか?( ゚д゚ )
ロードバイクに限らずTTバイクやクロスバイク、マウンテンバイクそしてシティ車や子供車まで作っているメーカー。
ラインナップは主にエアロを追求したMADONE、軽量性なバイクであるEMONDA、荒れた路面でも快適に走れるロングライド向けのDOMANEの3種類。
トレックはアメリカの最先端技術をもとに高性能なロードバイクを開発しているイメージ。
エアロロードのMADONE SLRはまさに戦闘機だ!
カッコよすぎる…(*´Д`)
上がMADONEで下が戦闘機(F-117 ナイトホーク)だよ(´・ω・`)
路面からの振動を吸収するシステムであるISO SPEEDテクノロジーはTREKの技術力の高さを感じさせられますね。
個人的に時代の最先端のロードバイクを開発しているイメージがある感じがする。
ラインナップは初心者向けから上級者向けまでかなり幅広く展開されてます。
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Specialized (スペシャライズド) アメリカ
知名度★★★★☆
ツール・ド・フランスなどのロードレースでおそらく最も使用率が高いであろうメーカーです。
サガンといったツールのスター選手が使用していてホビーライダーにも非常に人気が高い。
Specializedのプロ用機材には「S-WORKS」のロゴが入っておりお値段もプロ級。
このロゴを見ただけで高級バイクだとわかってしまうため、それを所有する喜びは格別!
それからスペシャライズドは自社に風洞実験施設をもつ唯一のメーカー。
そして数々の実験から開発されたエアロロードのVENGEは最高クラスの空力性能をもつバイク。
今お金があったら一番欲しいバイクです(゚A゚;)ゴクリ
また、アルミフレームのAllez SPRINTはアルミ版VENGEと呼ばれ、価格もそんなに高くないので初心者におすすめしたい一台。
105完成車で178,200円で、フレームセットだと129,600円。
↑上の動画はYouTuberのけんたさんのAllez SPRINT。
MERIDAのところで説明しましたが、これだけの最先端のバイクを製造しているスペシャライズドですがMERIDAの子分なのです。
Cannondale (キャノンデール) アメリカ
知名度★★★★★
アルミバイクはカーボンバイクより劣る?馬鹿野郎!Σ(゚Д゚)
っと世の中の常識を覆したメーカーです。またルイージよりも緑が似合うメーカーでもある。たぶん。
キャノンデールはまさにアルミの魔術師!
アルミロードのCAAD12はカーボンキラーと呼ばれ下手なカーボンなんかより乗り心地が良く、軽量。
ちょっと良いホイールとタイヤを履かせてやればレースで十分戦えるマシンになる。
溶接も綺麗に仕上がっていて、アルミなので手の届きやすい価格。
105完成車で19万円です。
キャノンデールはアルミばかりでカーボンは苦手なの?というとそんなことはない。
もちろんカーボンバイクにも力をいれていて、SUPERSIX EVOは名作と言えるフレーム。
そして2018年7月にはキャノンデール初のエアロロードSYSTEMSIXを発表しました!
許さねぇ…( ̄ω ̄;)グヌヌ
FUJI (フジ) アメリカ
知名度★★☆☆☆
ものすごく日本メーカーっぽい名前をしていますがアメリカのメーカー。
もともと日本メーカーでしたが、2000年にアメリカの会社に買収されました。
実はみんなの憧れのコンポ、シマノのDURA-ACEを最初に装着したメーカーである。
また、コスパが高くフラッグシップモデルも安価で購入することができます。
軽量モデルのSL1.1はフレーム重量695g!軽い!
そしてフレームのお値段は25万円!
プロが使うフレームがこの値段ってすごくない?(# ゚Д゚)
ちなみにエアロモデルのTRANSONIC(トランソニック)はフレーム価格24万円。
エアロモデルも超安い…Σ(゚Д゚)
日本では少しマイナーなメーカーですが安価で高性能なバイクを販売しています。
LITESPEED (ライトスピード) アメリカ
知名度★☆☆☆☆
チタンを専門とするロードバイクメーカー、ライトスピードです。
いちおう時代の流れにのってカーボンバイクも出してますが、ライトスピードのメインはチタン。
いつかは所有したい憧れのチタンバイクが得意なのです(*´Д`)
のりりんという自転車エッセイ漫画の主人公がライトスピードに乗っています。
溶接部分が割れたなど悪い評判もありますが、保証書を持つ最初のオーナーに対しては、事故・過失以外でのフレーム破損について永久保証をしているので安心です。
Bianchi (ビアンキ) イタリア
知名度★★★★★
現存する最古の自転車メーカーで老舗オブ老舗なメーカーです。
130年以上の歴史があり、チェレステカラーが特徴的。
これによってロード乗りは色の名前を一色覚えることができる。
青色、水色、そしてチェレステだとね!Σ(゚Д゚)
どうでもいいけど年々チェレステカラーの色が濃くなっているのが個人的に気になる。
オシャレなイタリアンメーカーで弱虫ペダルの荒北効果?もあり非常に人気が高いメーカーです。
人気が高すぎて乗っている人が多くかぶりやすいのが弱点。
エントリーグレードのVIA NIRONE7とか大学のキャンパス内のいたるところに駐輪されてます。
昔ビアンキのロードバイクを買おうとしていた時期が私にもありました。
結局ビアンキではなくコルナゴを買ったんだけどね。
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COLNAGO (コルナゴ) イタリア
知名度★★★★☆
ロードバイク界のフェラーリと呼ばれているコルナゴです。創業者であるエルネスト・コルナゴは現在86歳!
高級なイタリアメーカーでフラッグシップのC64はフレームだけで65万円!
高すぎぃぃぃぃ⤴┌(┌^o^)┐
イタリアの職人が手作りで作ったフレームに芸術的なペイントが施されまさに走る芸術品。(上の写真はC60)
新城選手がチーム・ヨーロッパカーに所属していたときはCOLNAGO C59を愛用してました。
高級なイタリアンメーカーとはいえ実は10万円台で買えるエントリーグレードも販売しているため個人的に高級感が損なわれているような気がする。
DEROSA (デローザ) イタリア
知名度★★★★☆
おそらく世界一カンパニョーロが似合うメーカーです。(異論は認めない)
デローザの創業者であるウーゴ・デローザとカンパニョーロ社はレース現場で、意見を交わしながらともに進化し合ってきた歴史があります。
なので「シマノで組んだデローザなんてデローザじゃねぇ!」と考えている人は多い。(ちなみに私はどちらかといえばカンパで組みたいくらいの人)
デローザはロゴのハートマークが特徴的。あれは創業者のウーゴ・デローザの情熱を表しているらしいです。
このハートマークが良い!という人もいればダメ!っという人もいる。(ちなみに私は後者)
カーボン製のバイクはもちろん金属製のバイクにも力を入れていて、クロモリはもちろんスカンジウム、チタンといった高級金属バイクを販売している。
上位モデルはデローザの職人がフレームを一本一本手作りしているが、それ以外は台湾製だったり…
フラッグシップモデルのプロトスはフレーム価格80万円というイカれた値段で販売されてましたが、最近は68万円と安くなった(安くはないΣ(゚Д゚))
Wilier (ウィリエール) イタリア
知名度★★★☆☆
オシャレなイタリアメーカー。創業110年以上の歴史あるメーカーです。
伝説のヒルクライマー、マルコ・パンターニが1995年と1997年にラルプデュエズを制したときに乗っていたバイクがウィリエール。
2018年12月9日訂正:1995年に乗っていたのはCARRERAでしたm(_ _)m
彼が記録した37分35秒という記録は未だ誰にも破られていません。
現在プロコンチネンタルチームの「ディレクトエネルジー」に機材サポートをしています。
ちなみに弱虫ペダルでは葦木場くんという身長202cmのキャラクターがウィリエールに乗ってますが、カタログにはそんな巨人用サイズはありません。
特注なのでしょうか…(´・ω・`)
PINARELLO (ピナレロ) イタリア
知名度★★★★☆
カッコよさと美しさを両立したイタリアメーカーのピナレロです。高級なイタリアメーカーですよ。
あの美しい曲線カーブを描いたフレームは眺めるだけでも楽しめる。
ツールの最強チーム、チームSKYに機材提供をしていてエースのフルームはツール・ド・フランスで4回総合優勝しています。
そのおかげか現在ものすごく人気があり、フラッグシップであるDOGMAがポンポン売れているイメージが…
多くのメーカーはフラッグシップモデルとして軽量モデルのロードバイクとエアロモデルのロードバイクの2種類を販売していますが、ピナレロはDOGMA一本。
我々一般人には軽量とエアロの両方購入する贅沢は許されないので軽量性とエアロをともに備えているDOGMAは最高なのでありますよ。
値段はべらぼうに高いがね(;´Д`)
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CINELLI (チネリ) イタリア
知名度★★☆☆☆
このロゴの「C」が見えずイネリに見えてしまうのは私だけでしょうか?
隠れた高級イタリアブランドのチネリです。
現在はプロチームに機材供給をしていないため影が薄いですが、昔はすごかったらしい…(その当時私はまだ生まれていなかったから知らんけどね(´・ω・`))
チネリの代表作「SUPER CORSA」、「Laser」はまさに名車。
トラックフレームの「Laser」に関してはオリンピックや世界選手権で28個以上の金メダルを獲得しています。
この名機「Laser」をカーボンで再現したLASER MIAはフレーム価格52万円。カーボンの宝石とメーカーの立派な説明が添えてあります。
SUPER CORSAに関しても今でも販売していてまさに高級クロモリの位置づけ。
個人的にチネリのバイクで一番気になるのが「XCR」
イタリアの職人が一本一本ハンドメイドで作るフレームで素材は軍艦にも使用されるステンレス製。決して錆びることはありません。
チネリが一生のパートナーとして使うことを想定してつくるこのフレームはまさにロマンの塊。欲しい!Σ(゚Д゚)
ちなみにフレーム価格は47万円ね(´・ω・`)ショボーン
GIOS (ジオス) イタリア
知名度★★☆☆☆
どのメーカーよりも青色が似合うメーカー「GIOS」です。
チェレステカラーのフレームを見たらビアンキだと思ってしまうように、青色のクロモリフレームを見るとGIOSだと思ってしまいます。
クロモリのラインナップが多く、クロモリのロードバイクが欲しいと思ったら候補に入るメーカーです。
もちろんアルミ、カーボンも製造していて更にはチタンフレームまでも。
↑GIOSのチタンバイクのTITANIO
10万円前後のエントリークラスのラインナップが多くコスパが高いので初心者に優しい印象。
また、基本的に高価になりやすいTTバイクのフレームをなんと19万8千円(税抜き)という低価格で販売しているスゴイメーカーなのですよ。
CARRERA カレラ イタリア
知名度★★☆☆☆
PHIBRAなど独特なフレーム形状が印象的なメーカーCARERAです。
先代のPHIBRA EVOを初めて生で見た時、「スゴイ形のフレームだなぁ」と思った。
トップチューブからシートステーまで弧を描くチューブ
弓じゃん…( ̄ω ̄;)
PHIBRA EVOが廃盤となりPHIBRA NEXTになって少し落ち着いたデザインになりましたが弓のようなフレームは健在です。
ちなみにラインナップはすべてカーボンフレーム。
基本的にはフレーム売りでER-01だけ105完成車を出していますが、完成車20万円からなので初心者向けのメーカーではない感じ。
また展示車でシマノコンポなのにカンパのホイールを履かせてしまう数少ないメーカーでもあります。
BASSO (バッソ) イタリア
知名度★★☆☆☆
BASSOは日本では少しマイナーなメーカーですね。
でもかなりしっかりしたメーカーでブランドや名前にこだわらない、真のクオリティーを追求しているまさに職人気質なメーカーなのです。
オートクレーブという手間のかかる製法でフレームを仕上げていて、この製法によって軽く、そして非常に硬いフレームをつくっています。
また、フェラーリの塗装をしている工房がBASSOのフレームを塗装しているので仕上がりは非常にきれい。
高性能なだけでなく、マイナーなので人とかぶりにくいというメリットがあります。
DIAMANTEのようなハイエンドモデルは非常に高価ですが、エントリーグレードは11万円からでコスパが良いので初心者にもおすすめできるメーカーです。
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KUOTA (クオータ) イタリア
知名度★★★☆☆
イタリアメーカーは老舗が多いですがKUOTA(クオータ)は歴史の浅い振興メーカーと言えるでしょう。
実はKUOTAのことを「クオタ」と呼んで日本っぽい名前だな~っとずっと思ってました。
イタリアメーカーといったら高級路線でお高いメーカーが多い中でリーズナブルで高性能なロードバイクを販売しているのがKUOTA。
とはいえカーボンフレームしか販売していないので初心者向けではないのかも。
コスパの良いカーボンロードバイクが欲しいのならKUOTAが選択肢に入ってくると思います。
個人的にカーボン特有の造形美を活かしたフレームがカッコよくて好きですね。
ホリゾンタルに近いトップチューブのKHANやKOMとかマジで最高です(*´Д`)
LOOK (ルック) フランス
知名度★★★★☆
カーボンフレームで有名だったTVT社から独立してできたメーカーがLOOK。
ちなみにTVT社から独立したのはLOOKだけでなく次に紹介するメーカー、TIMEもです。
カーボンフレームのみを製造し、いつかはLOOKと言われるほどの高値の花であるメーカー。
「格安のルック車を買いました」と書いて高級車のLOOKの写真をSNSにアップするといったLOOKという名前とルック車をかけたジョークが多いのでありますよ。
ビンディングペダルを最初に開発したメーカーはLOOKでシマノのビンディングペダルはLOOKの特許を使用しています。
シマノのクリートの形から固定方式がLOOKに似ているのはそのせい。シマノのペダル型パワメーターが存在しないのも特許の関係によるもの。
LOOK 795などはステムとトップチューブが一体化して流れるような特殊なデザインをしています。
個人的にはこのデザインがあまり好きでなくてLOOKよりTIME派だったのですが最近発表されたLOOK 795 BLADE RSはカッコイイと思う。
TIME (タイム) フランス
知名度★★★★☆
LOOKと同じくTVT社から独立したメーカー。独立した後にTVT社を吸収してしまいました。
LOOKと同様にカーボンフレームのみを販売し、どのフレームも40万超えの高級品。
TIMEのフレーム=高級なのでドヤれるのだ。
間違っても初心者向けのメーカーではありません。
ちなみに新城選手は昔TIMEに乗ってました。
多くのメーカーがフレームを台湾で製造する中でTIMEはフランス国内で職人が手作りしてます。
ZXRSやVXRSといった名車が多く、古くなっても価値が下がりにくいメーカーという印象。
そう。いつかはTIMEなのだ!Σ(゚Д゚)
Lapierre (ラピエール) フランス
知名度★★★☆☆
LOOKやTIMEのような高級フランスメーカーが目立つ中で、初心者に優しくコスパが良いフランスメーカーがラピエール。
まさに庶民派!
独特な形のフレーム形状が個性的で私は好きですね(´・ω・`)
フランスのプロチーム、FDJに長年に渡って機材サポートをしていて常にレースの最前線で戦ってきました。
ティボー・ピノカラーのXELIUSとかマジでカッコイイし、夏は見ているだけで涼しくなりそう…(*´Д`)
個人的にシマノコンポにマヴィックのホイールが似合うメーカーだと勝手に思ってます。
Focus (フォーカス) ドイツ
知名度★★★☆☆
細身のフレームが美しいメーカーFOCUSです。
多くのメーカーがエアロを追求し、ゴツくて派手な感じのロードバイクを作っていますがFOCUSのラインナップにはエアロロードはありません。
ではFOCUSのバイクは空力が悪いのか?っというと全くそんなことはなく、空力にもしっかりこだわって作られてます。
カーボンフレームながら細身のパイプがシュッとしたフレームは昔からの自転車がもつ美しい構造を引き出しています。
フラッグシップモデルのIZALCO MAXは余分なものは全て排除しフレーム750g、フォーク295gとかなり軽量。
性能を求める質実剛健なドイツメーカーらしさが出ているメーカー。
機械式コンポのワイヤーは外装なので私のようなメンテを自分で行う身としてはありがたい。
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Canyon (キャニオン) ドイツ
知名度★★☆☆☆
ドイツの自転車メーカー、キャニオンです。
キャニオンは自転車店での購入はできず、ネットからしか購入できない特殊な販売方法をとってます。
代理店を通さずにメーカーから直接販売することで安価で高性能なロードバイクを販売します。コスパで言ったらGIANTやMERIDAと張り合うレベル。
コスパが良いだけでなく、モビスターやカチューシャ・アルペシンといったツールの強豪チームに機材サポートをしていて、更に見た目もカッコイイため人気が急上昇しています。
個人的にかなり好きなメーカー。安くてカッコよくて高性能とかイケメンでスポーツできて勉強できるみたいなものやん。もうモテモテですやん。
また、プロ選手が使用したロードバイクを中古価格で購入することができるのもCANYONの魅力です。
弱点としてはネット販売なので何か機材トラブルがあった時、他店購入の自転車でも面倒を見てくれるプロショップが近所にないと面倒なことになります。
↑このサイトからしか購入は不可能だよ~(´・ω・`)
FELT (フェルト) ドイツ
知名度★★★★★
googleなどでフェルトと検索すると手芸の方が出てきてしまい検索が面倒くさい?メーカーです。
1980年代にモトクロスのメカニックだったジム・フェルトが当時のスーパースター、ジョニー・オメーラのためにトライアスロンバイクを設計しました。そしてそのバイクの性能が良く、評判となって10年後にFELT社が誕生しました。
FELTは
FAST=速く、LIGHT=軽く、SMOOTH=乗り心地の良さ
の3つのコンセプトを追求し、そのデザインは質実剛健。
コスパが高くエントリーグレードが充実していて初心者に優しいメーカーです。
個人的にプロが使用する機材でありながらフレーム価格28万8千円の低価格で販売されてるFR1が魅力的。
現在「弱虫ペダルサイクリングチーム」に機材サポートをしています。
BMC (ビーエムシー) スイス
知名度★★★★☆
スイスのメーカーBMCです。なんかカッコイイ名前。
ではBMCって何の略か?というとBicycle Manufacturing Companyの略。
つまり自転車製造会社。そのまんまやんけ…Σ(゚Д゚)
1994年創業のかなり新しいメーカーでBMCレーシングチームに機材提供しています。
BMCと言ったらトップチューブのシートチューブに繋がっている部分が二股に割れているのが特徴的でしたが、新型のteammachine SLR01は割れていません。
これはチームの選手が落車したときこの複雑なトップチューブにクラックが集中したので辞めたらしい。
弱虫ペダルでは主人公の小野田坂道くんがBMCのカーボンバイクを寒咲自転車店から借りて使用中。借り物だし絶対落車できねぇじゃん…(@_@)
SCOTT (スコット) スイス
知名度★★★★☆
スイスのブランド、SCOTTです。元々スキーのストックメーカー。
弱虫ペダルの今泉くんの影響で知っている人は多いのではないでしょうか?
実業団の人がバリバリとストイックに乗っているという私の勝手なイメージがあります。
今泉くんはストイックに乗りすぎてフレームにクラック入れたほど。
また、エアロロードのFOILが2016年のパリルーベを制したときは話題になりました。
パリルーベは総距離250kmほどのレースでそのうちパヴェ(石畳)がなんと約50kmも組み込まれているとんでもないレース。
普通は各チーム石畳対策として快適さ重視の機材を使用しますがバリバリのエアロモデルのFOILが勝ってしまいました(@_@)
FOILはエアロだけでなく石畳もこなせる万能ロードバイクのようです( ゚д゚ )
↑この動画の9分30秒あたりのチームカー内の喜び具合が好き(´・ω・`)
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ORBEA (オルベア) スペイン
知名度★★☆☆☆
幼児用バイクから高級スポーツ車まで手掛けるスペイン最大規模の総合自転車メーカー、ORBEAです。
もともとは銃器の製造会社。つまり拳銃の製造企業でした。自転車を作り出したのは1920年から。
日本ではあまり乗っている人を見かけません。
本社がピレネー山脈の麓にあるためかわかりませんがORBEAは登りが得意なロードバイクと勝手なイメージが先行してます。
また、普通のロードバイクの広告といったら煌びやかでカッコいいものですがORBEAは一味も二味も違う広告を出してます。
僕はORBEAを選ばなかったので10年後にこうなっているかもしれない…(;´Д`)
BH (ビーエイチ) スペイン
知名度★★☆☆☆
ORBEAと同様に銃器の製造会社から始まったメーカーで、日本ではあまり見ませんね。
けっこうレアなのでのている人を見るとBHだ!ってなります。
弱虫ペダルの筋肉まつ毛くんが乗っていることでBHを知った人は多いのではないでしょうか?
少しマイナーな感じでしたがアブ!の雄叫びとともに知名度が上がっていった気がします。
BHはディレクト・エネルジーに機材提供していました。(2018年度現在はウィリエールを使用)
RIDLEY (リドレー) ベルギー
知名度★★★☆☆
自転車が国技であるベルギーで生まれたメーカー、リドレーです。
もともとはシクロクロスから始まったメーカー。
シクロクロスはロードのようなバイクにちょっと太いタイヤを履かせて悪路を走るレースで非常に激しい競技。
自転車にはかなり負荷がかかるので頑丈なフレームが必要なのです。
ベルギーには荒れた路面や砂地、昔ながらの石畳が多いので頑丈で速く走れるバイクを開発しています。
どのモデルも実際の石畳で走行テストを行っていて耐久性と乗り心地に優れているメーカーです。
Eddy Merckx (エディメルクス) ベルギー
知名度★★☆☆☆
とてつもなく強かったベルギー人ロードレーサーのエディメルクスという選手がいましてね。
現役時代、メルクスは機材にうるさい選手として有名でした。
ウーゴ・デローザを始めとする名匠の造るフレームの数々を乗り潰し、カンパニョーロ社には特注のチタニウム製パーツを造らせたほど。
機材に対して妥協を許さないメルクスが引退後に自身の経験を活かしたロードバイクを創るために立ち上げたメーカーがエディメルクスなのです。
日本国内に流通する完成車のメインコンポーネントは全てシマノのグループセットで統一し、異なるブランドやサードパーティのパーツを混合させることは決してしないことからメルクスの機材に対するこだわりが感じられます。
フラッグシップのEM-525の造形のかっこよさに痺れた人は多い…はず。
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FACTOR (ファクター) イギリス
知名度★★☆☆☆
2007年にレーシングカー、航空宇宙産業に関わるイギリスのエンジニアリング会社「bf1systems」から誕生しためちゃくちゃ新しいメーカーです。
2017年よりフランスのUCIプロチーム「AG2R La Mondiale」の機材サポートをすることで一気に知名度が上がりました。2017年のツール・ド・フランスでチーム総合2位でしたもんね。
FACTORのロードフレームはO2、ONEの2つのみ。
どちらもフレームだけで50万円超えの高級フレームです。
エアロフレームのONEについてはダウンチューブが二股に割れている特殊な構造で話題になりました。もともとレーシングカーブランドであるため空力に関してはお手の物。
まだ日本では乗っている人がほぼいないので、人とは違う高級ロードバイクが欲しいならFACTORはおすすめ!
おまけにAG2Rの活躍によって知名度が急上昇中なので「ああ~!FACTORだ!」と注目の的になることは間違いなしです。
Raleigh (ラレー) イギリス
知名度★★★☆☆
イギリスの老舗自転車メーカー、Raleighです。1888年創立の老舗中の老舗!
昔からある自転車店ではラーレと呼ばれてたりする。
昔ながらのクロモリを得意としていてロードバイクだけでなくツーリング車やミニベロ、シティサイクル(軽快車)も販売してます。
私はRaleighのクロモリロードバイクのCarlton Recordに乗ってます。
ラレーのクロモリは良心的な価格で手が出しやすい。
エントリーグレードは10万円くらいから購入できるのでオシャレなクロモリが欲しい初心者にもおすすめできるメーカーです。
Cervélo (サーヴェロ) カナダ
知名度★★★☆☆
1995年創業のカナダの新しいメーカー、サーヴェロです。
とにかくエアロへのこだわりが強いイメージが…
現在チームディメンション・データに機材サポートをしていて、マーク・カヴェンディッシュがエアロモデルのS5に乗ってます。
サーヴェロは全てのモデルがレース向けで高価格帯。初心者には手が出しにくいと思います(@_@)
世界的トップスプリンターのマーク・カヴェンディッシュやら弱虫ペダルの新開(兄)の影響でスプリンター向けの印象がありますが、軽量モデルのRシリーズもあり登りもいける。新開(弟)はクライマーですしおすし。
軽量のRシリーズがあると言えど、エアロモデルのフラッグシップのS5自体が非常に軽いのでディメンションデータの選手は乗り心地の好みでS5かR5を決めているらしい。
Argon18 (アルゴンエイティーン) カナダ
知名度★★☆☆☆
カナダのロードバイクメーカー、Argon18です。1989年に創設されました。
トライアスロンでは2006年に世界タイトルを3つも獲得!
実力がある非常に有名なメーカーですが、ロードバイクでの知名度はあまり高くありませんでした。というか私もロードバイクに乗るようになって最初の1年くらいは知らなかった…
2015年、2016年にBORA Argon18 (現BORA hansgrohe)に機材提供をしてツール・ド・フランスで見かけるように。
引用 http://www.stickybottle.com
日本での知名度が一気に上昇しました。
現在はアスタナに機材提供中。
サーヴェロと同様に初心者向けというより中級者以上向けの敷居の高いメーカーです。
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GARNEAU (ガノー) カナダ
知名度★★☆☆☆
ルイガノというカナダのスポーツ用品メーカーは知っていますか?
街を歩いているとルイガノのクロスバイクを結構な頻度で見かけると思うんですよ。
オシャレな感じがよくて私のような学生がルイガノのクロスバイクを欲しがる傾向があります。というか私も欲しかったし…(値段を見て撃沈した)
しかしルイガノはロードバイク乗りにあまり評判がよくありません。オシャレでロードに乗っている人ではなくてガチで乗っている人にね。
なんで?というとオシャレ重視のカジュアルサイクルという勝手なイメージが先行してしまっているのが原因だと思う。
チャライ感じが許せない!という感じなのでしょうか。
そんなイメージを払拭すべくルイガノの出したレース向けブランドがガノー。
現在Team UKYOに機材サポートを行っています。
もうチャラいバイクなんて言わせない。そう、ガノーならね!Σ(゚Д゚)
CHAPTER2 (チャプターツー) ニュージーランド
知名度★★☆☆☆
トライアスロンで有名な「ニールプライド」というメーカーがありましてね。
その創業者であるマイク・プライド氏が「自分が本当に乗りたいと思うバイクを作りたい」という思いで2015年に新たに立ち上げたブランドがCHAPTER2です。
直訳すると「第二章」。そう、ニールプライド氏の第二章が始まったのだ!
キャプター2のフレームはオリジナリティあふれるデザインでカッコイイ。個人的にすごく好き。
マオリ族のデザインがところどころ使用されています。
現在のラインナップはオールラウンドに使えるTEREとエアロロードRERE、軽量モデルのHURUの3種類!
チャプター2には二通りのカラーリングが用意されています。
まず一つが定番カラーとなる「エセンシャルコレクション」。このモデルは年中販売されている。
そしてもう一つが「リミテッド・エディション」。
こちらは半年から8ヶ月周期で個性的なデザインが展開され、限定生産のみ!同じデザインは二度と作られません。
欲しいデザインがあったらすぐに購入しないと売り切れてしまいます。
販売は完成車はなくフレームセットのみで価格は25万円からなので初心者には敷居が高いかもしれない。
また、CANYONと同様メーカー直販の販売形式をとるため基本的にネットで購入することになる。(一部のショップは取り扱ってるけどね)
ANCHOR (アンカー) 日本
知名度★★★★☆
あの有名なブリジストンがスポーツ自転車ブランドとしてやっているのがアンカー。
余計な装飾は一切しない。極めてまじめなメーカーで悪く言うと地味。
ピナレロみたいに華やかさがあればもっと売れると思うだけどね…
日本のメーカーなだけあって日本人の体格にあったフレームを作っています。
アンカーのジオメトリーは非常に良く考えられたジオメトリーなので他のメーカーのバイクを買うときにもサイズ選びの参考になる。
また、多くの完成車でステム、ハンドル幅などを自分で選択することができる気遣いは日本メーカーならでは。
Panasonic (パナソニック) 日本
知名度★★★☆☆
パナソニックは家電の会社だって?甘い!
パナソニックは自転車も作っているメーカーなのです。
パナソニックの創業者、松下幸之助氏が自転車に対して強い思い入れがあったとか…
一般車はもちろんロードバイクも販売していて基本的にはクロモリがメイン。
パナソニックのクロモリはパナモリと呼ばれることが多く、パナモリは実はツール・ド・フランスに使用された実績あるフレームなのです。
クロモリ以外にもチタンフレームも販売していてコチラはパナチタンと呼ばれている。
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YONEX (ヨネックス) 日本
知名度★☆☆☆☆
ヨネックスはテニスのラケットのイメージが強いって?
甘い!甘いわ!!Σ(゚Д゚)
テニスのラケットを作り続けて培った一流のカーボン加工技術でロードバイクを作り出しました。
YONEXのフレームは全て日本の工場で作られ、まさにMADE IN JAPAN!
ライナップはCARBONEXとCARBONEXHRの2種類のみ。
どちらもフレーム重量700g以下の超軽量フレームです。
最後にHRがついているCARBONEXHRはレース向けの高剛性モデル。
おそらくHRはレース向けのトレーニングをしていない人には硬すぎるのでサイクリングを楽しむならCARBONEXがおすすめです。
価格は非常に高価で完全に上級者向け。
最後に「キナンサイクリングチーム」に所属する山本元喜選手のCARBONEXHRのインプレ記事を載せておきます。
BOMA (ボーマ) 日本
知名度★★☆☆☆
マイナーですが日本の自転車メーカー、BOMAです。
人馬一体の乗り心地を目指してフレーム開発してます。
サイクルガジェットの中山さんが乗っているので知っている人は多いかもしれない。
現在Jトッププロチーム「那須ブラーゼン」に機材サポートをしています。
コスパが良いが、基本的にフレーム売りなので初心者には敷居が少し高い。
珍しくも650Cのフレーム、そしてカーボンホイールまで販売しているため背の小さな人の救世主。
ブランドにこだわらない。安いのに高性能なバイクでバリバリ走りたい人向け。
また、カーボンを西陣織仕上げにしたスペシャルなバイクを注文することもできる。値段は跳ね上がってコスパもクソもなくなるけどね。
最後に
今回はロードバイクのメーカー40社の特徴を私の独断と偏見に基づいて紹介してみました。
夢中で記事を書いていたらもの凄く長い記事になってしまいましたよ( ̄ω ̄;)
ところでこれ飛ばさずに最後まで呼んだ人いる?
いたらスゴイ!私だったら絶対飛ばすわw
まぁ自分の興味のあるメーカーだけ目を通して貰えたら幸いです(´・ω・`)
この記事をまとめてわかったことはロードバイクのメーカーは大きく分けて
- 幅広いラインナップで誰でもウェルカム系
- コスパが良い系
- 高級路線をつきすすむ系
- 初心者お断りのバリバリレース向け系
の4つに分類できること。
まぁどのタイプがいいとか悪いとかないけどとりあえず自分が気に入ったメーカーに乗ればいいんじゃない?
おしまい
パンターニが95年に乗っていたのはcarreraですね。
ご指摘ありがとうございます!訂正しておきましたm(_ _)m
おすすめの自転車アクセサリーはありますか?
飛ばさずに読みました。
じっくり読みましたんで45分かかりました。(笑)
ほぼ2万円のルック車を夫婦でロードとクロスの2機種買ってみることになり、もともとバイクや車の改造やスクーターの全塗装なんかもやるもんで、カラーリングやり直して高級ブランド車っぽくしてみるか…
ってとこから、高級ブランド車眺めまわしててこちらにたどり着きました。
大変参考になりました。