次のロードバイクはCANYONの最上位モデルが欲しいと妄想しています。MESIです。
CANYONの最上位モデルと言ったらULTIMATE CF SLXとAEROADの2種類。
なぜ二種類もあるんだ…(;´Д`)
迷うやん…
ポケモンのゲームで最初の3匹の中から1匹をオーキド博士から貰うときくらい迷うじゃん。俺はピカチュウ版だったから迷わなかったぜ!という人は知らん
両方買えば解決するのでしょうがそんな贅沢はオーキド博士、いや銀行の残高が許しません。
また、CANYONに限らず多くのロードバイクメーカーはフラッグシップモデルとして軽量モデルとエアロモデルの2種類を販売しています。
例えばTREKならエアロのMADONEと軽量のEmonda!
多くのロード乗りはロードバイクを購入するときエアロか軽量かで迷うことでしょう。
ではスポンサーであるメーカーからロードバイクを支給されて自由にエアロか軽量かを選ぶことができるプロ選手はどうなのか?
プロは軽量かエアロかどちらが好みなのでしょうか?
平坦コースならエアロロード、山岳コースなら軽量モデルと使い分けているのですかね?(´・ω・`)
GCNでプロ選手が軽量かエアロかどっちが好みなのかをインタビューした動画があったので今回はこの動画を紹介します。
ジロ・デ・イタリアで活躍するチームのメカニックにエマさんがインタビューする動画です。
チームごとに傾向が違っていて非常に興味深いです(;゚д゚)ゴクリ…
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トレック・セガフレード(Trek-Segafredo)
GCNのエマさんがトレック・セガフレードのチーフメカニックにインタビュー。
トレック・セガフレードの選手はエアロロードのMADONEか軽量バイクのEmondaを選ぶことができます。
インタビューしてわかったことをまとめると以下のようになります。
- ジロ・デ・イタリアにおいて選手は3台バイクを持つことができる。例えばEmondaが好きなら2台はEmonda、1台はMADONEと持つことができる。
- 選手はステージごとにどちらのバイクを使用するか選択できる。
- インタビューした日はEmonda4台とMADONE4台用意されていたがこの比率はレースごとに変わる。
- EmondaはMADONEより少しだけ軽量で小さいサイズだと重りを積んで6.8kgに調整する必要がある。
- ホイールのリムハイトも自由に選べる。
- MADONEで6ミリくらいのディープホイールを履くと7.3~7.4kgくらいで登りではエモンダより少し重く感じる。
- レース5分前でもバイク変更は可能だけどパワメーターは各選手に一つまでなのでパワーメータなしで走ることになる。
トレック・セガフレードは選手の好みとコースに合わせてバイクを変えているようです。
まあ当たり前といったら当たり前。
ある選手がどうしてEmondaが好きなのか?、MADONEが好きなのか?とかにもう少し触れて欲しかったかな。(´・ω・`)
チーム・ディメンションデータ(Team Dimension Data)
続いてディメンション・データ。
Cerveloのロードバイクを使用し、軽量モデルのR5かエアロモデルのS5を選手は選択できます。
インタビューしてわかったことは以下の通り
- ある選手がどちらを選ぶかは複雑。S5を好む選手もいればR5を好む選手もいる。コースごとにバイクを選択する選手もいれば、一方のバイクを一年中使用する選手もいる。
- 平坦ステージか山岳ステージかだけでなく路面状況でも使用バイクが変わる。例えば荒れた路面を走るならS5を使用する選手が多い。S5よりR5のほうが剛性がある硬いフレームなのでS5のほうが乗り心地が良いらしい。
- S5とR5の重量差はあまりないらしく、ホイールのリムハイトの影響のほうが大きい。
- 重量ではなく乗り心地、乗車フィーリングによって決まる。
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ディメンションデータではS5とR5両方を使い分ける選手もいれば、一方を好み一年中使用する選手もいるようです。
面白いのはS5よりR5のほうが硬いフレームだということ。
普通はエアロフレームのほうが剛性が高くなる傾向がありますが、R5のほうが硬いと選手は感じているそう。
また、S5の重量はR5とほとんど変わないのも私が以前に書いた記事を見ると納得できると思います。S5は激軽でした(´・ω・`)
選手が重量ではなく乗り心地や乗車フィーリングで決めるというのは、
今までエアロを取るか?軽量を取るか?という考え方をしていた私には目からウロコですねΣ(゚Д゚)
チーム・サンウェブ(Team Sunweb)
続いてチーム・サンウェブ。
GIANTのロードバイクを使用し、選手は軽量モデルのTCRとエアロモデルのPROPELを選択できます。
インタビューしてわかったのは以下の通り
- インタビューしたときに置いてあるバイクはすべてTCR。理由はジロ・デ・イタリアではクライマーメインでスプリンターがいないから。
- いちおうセカンドバイクやサードバイクとしてPROPELもある。
- ジロにどちらのバイクを持ってくるか選ぶことができる。
- PROPELとTCRでは重量差はあまりないが、登りにおいて選手はTCRを好む。
- 重量ではなくフレームの硬さ、乗車フィーリングなどによって決まる。
チーム・サンウェブもディメンション・データと同様にフレームの重量ではなく剛性や乗車フィーリングで決めるようです。
また、TCRとPROPELにはあまり重量の差はないそうです。
以前の記事で実際に測定した結果、PROPELは7.26kgとそこそこ軽量でした。
重量にあまり差がないならエアロであるPROPELのほうが良い気がしますが、選手はフレームの硬さ、乗り心地で決めるようです。
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バーレーン・メリダ (Bahrain–Merida)
最後はバーレーン・メリダ。
MERIDAのロードバイクを使用し、選手は軽量モデルのSCULTURAかエアロモデルのREACTOを選択できます。
インタビューしてわかったのは以下の通り
- 基本的に選手は軽量なバイクを好むが、そうでなくなってきている。
- ほとんどの選手がREACTOを使用している。山岳ステージでも使用される。
- ステージによってはSCULTURAが好まれる。
- バーレーン・メリダの一番重いバイクですら7kg。一番軽いバイクと200gしか差がない!
- 200gの差はあまり重要ではなくむしろ速く走ること、つまりエアロであることのほうが大事。
- 選手たちは速く走っているように感じられる硬いフレームを好む。つまりREACTOが人気。
- バーレーン・メリダではエアロロードであるREACTOが人気みたいです。
- 新城選手もREACTOに乗ってますしね。
驚いたのはバーレーン・メリダの一番重いバイクですら7kgだということ。REACTOってそんなに軽量なフレームでしたっけ?:(;゙゚’ω゚’):
- UCIルールの6.8kg制限があるので一番軽いバイクと200gしか差がないですね。
- 6.8kg制限のせいでSCULTURAはほとんど軽さを活かせてない感じでしょうか。
200gしか変わらない重量差と硬いフレームを好まれる傾向によってによってバーレーン・メリダではエアロロードのリアクトが人気だそうです。
逆に重量制限を気にする必要がなく、貧脚で高い剛性を必要としない私のようなゆるポタ自転車乗りはSCULTURAのほうが良いかもしれませんね。SCULTURAコスパ良いし(笑)
まとめ
今回GCNの動画を見てわかったことは軽量フレームとエアロフレームでどちらが好まれるかは単純に重量やエアロで決まらないということ。
フレームの硬さや乗り心地といった乗車フィーリングのほうが重要だということです。
今まで重量かエアロかで考えていた私にとっては目からウロコでした(; ・`ω・´)
エアロか軽量かで悩んだら実際に試乗してみる必要がありますね。
どこかでCANYONの試乗会ないかな~(;´Д`)
おしまい
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