この記事では初めてロードバイクを購入しようとしてる人に向けて選び方とおすすめをわかりやすく丁寧に説明した記事です。
知識がゼロでもノープロブレム!
ゼロからわかりやすく説明していきます。
ロードバイクは舗装された道を速く走るために作られた自転車です。
速く走るのに必要のないカゴやスタンドやらを全て排除した競技用時自転車、それがロードバイク。
自転車界のF1だと考えてください。
変速段数はフロント2段、リアは8~12段が一般的。
競輪自転車とたまに間違えられるけどあれは全くの別物だから注意しよう。
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ロードバイクなんてAmazonで2~5万円くらいのやつでいいんだろ?
最近はなんでもかんでもネット通販で購入できる時代になりました、本だろうと飲み物だろうとそして自転車までもね!Σ(゚Д゚)
Amazonや楽天で「ロードバイク」と検索してみると当然出てくる。
しかも安い!3万円だ!
「3万円でロードバイク買えるんだ~。ふ~ん(´・ω・`)」
と思うかもしれませんがちょっと待って欲しい!
実は「ロードバイク」は一番安いエントリークラスのものでも10万円近くするんです。
Amazonなどで売られている格安のロードバイク、これは自転車乗りの間では「ルック車」と呼ばれている自転車です。
見た目はロードバイクなのでこのように呼ばれています。
なお性能はお値段相応。期待してはいけません。
ロードバイクメーカーでコスパがすごく良いことで有名なGIANTというメーカーがある。
そのGIANTですら5万円以下ではクロスバイクしか販売することができない。これがどういうことかわかるか?
3万円以下でまともなロードバイクを作ることは不可能なんですよ!Σ(゚Д゚)
他にもルック車をおすすめしない理由が以下の2点。
- サイズが合わない
- ブレーキに不安がある
スポーツ自転車、とくにロードバイクはサイズが命。
必ず自分の体格に合ったものを選ばなくてはなりません。
そのため多くのロードバイクメーカーは5つ以上のサイズを用意してます。
↑例えばピナレロというメーカーはなんと11個もサイズを用意していたり…Σ(゚Д゚)オオイナ!
しかし格安のルック車は価格を抑えるためにサイズが1つや2つしかないことは珍しくありません。
サイズのあわないスポーツ自転車はパフォーマンスが発揮できないどころか体を痛める原因になります。
また、ルック車をオススメしないもう一つの理由がブレーキに不安があること。
安いルック車に搭載されているブレーキは当然格安のブレーキ。
ロードバイクに使用されるキャリパーブレーキは安いやつは全然効かないしホイールがロックしやすくて危ないんだよね
高速走行するロードバイクのブレーキには当然高速のスピードをすばやく落とせるスペックが必要です。
よく止まるブレーキは当然高価。
いくらルック車といえど脚力のある人が乗れば30km/h以上を出せてしまうので、格安ブレーキではちゃんと止まれません。
かといって思いっきりレバーを握るとホイールがロックして落車の危険がある…
駄目なブレーキはどんなに頑張っても駄目なんだ…
ロードバイクの速度に興味はなくロードバイクの見た目をした自転車が欲しいのであればルック車でも別に良いとは思います。
じゃあ10万円以上のロードバイクをポチればいいッスね
実際お店に行って買うべし
そもそも高いロードバイクと安いロードバイクは何が違うのか?
この価格の差は何なんスか?
簡単に言うと高いものほど少ない力で速く走ることができるんだ
ロードバイクは安いもので10万円、高価なものだと100万円以上はする。その差はなんなのか?
簡単に言うと高価なものほど少ない力で速く走ることが可能です。
高価なロードバイクほど軽量なので飛ぶように加速するし、さらに剛性が高いのでペダルに加えた力がロスなく推進力に変わる。
ブレーキもしっかり止まれて安全性もバッチリ。
それから見た目だ!
高価なロードバイクは仕上げがきれい。
高級感が溢れていてもう飾っているだけでカッコいい!優勝!Σ(゚Д゚)
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ロードバイクを選ぶときに最低限知っておくべき知識について
ロードバイクの選び方について説明しよう。
予算内の価格のものであなたが一番カッコいいと思ったやつを選べば良いんですよ!!!
おしまい
……
お前さんが予算内で一番カッコいいと思ったロードバイクを買うのが一番さ
ここからはロードバイクを選ぶ際の知識について解説していくからしっかりついてきてくれ!
ロードバイクはサイズが命!
先程も説明したと思うけどロードバイクという乗り物はサイズが命!
服を買うのと同じです。
自分のサイズに合わないロードバイクを買ってしまうとパフォーマンスを発揮できないだけでなく、身体を痛める原因になります。
ちゃんとしたロードバイク販売店なら身長、股下、肩幅、腕の長さなどありとあらゆるところを計測する。
そして最適なサイズをお店が選んでくれるでしょう。
気をつけてほしいのはママチャリメインのお店だと身長だけでサイズを決定されてしまうことも多く、下手をすると売れ残った在庫を処分したいからとサイズが合ってないロードバイクを押し付けられることもあるということ。
初心者がいきなりネットで購入すると自分がどのサイズなのかわからずサイズ選びに失敗してしまうことがある。
実際『お前それサイズ合ってねえぞ…』という人をSNSでけっこう見かけます。
公式サイトに各サイズごとの目安の身長が記されていることが多いですが、身長だけでサイズが決定できるほど単純ではないのです。
最初の一台目は必ずお店で買うべし!
フレーム素材を知ろう!
フレームというのはロードバイクの骨組みの部分のこと。
ロードバイクは多くのパーツからできてますが、一番メインといえるパーツがフレームです。
このパーツだけは後で交換することができないので慎重に選ぶべし!
フレーム素材は
- アルミ
- カーボン
- クロモリ
が主流でこの中から選ぶことになる。
性能的には
クロモリ<アルミ<カーボン
の順で高くなります。
クロモリについて
クロモリは昔ながらの雰囲気を楽しむ嗜好品的な要素が強い。
昔のロードバイクはすべてクロモリでした。
性能よりも雰囲気を大事にしたいのであればクロモリを選ぶのはいい選択だと思う。
アルミについて
主にエントリークラスのロードバイクに使用されているのがアルミ。
安価で製造でき、クロモリよりも軽量なのでより爽快に走ることができます。
ただし振動吸収性が低いので、路面からの振動が伝わりやすく乗り心地が悪かったり…。
カーボンについて
現在ロードバイクのフレーム素材として一番優れているのがカーボン素材。
プロ選手はみんなカーボンフレームに乗っている。
アルミと違いカーボンシートの積層から設計でき、複雑な形状も自由に再現できるため非常に優秀な素材です。
ただし金属フレームと比べて衝撃に弱く、扱いがデリケートなのが玉に瑕。
素材 | 軽さ | 頑丈さ | 性能 | 価格 |
クロモリ | △ | ◎ | △ | ○ |
アルミ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
カーボン | ◎ | △ | ◎ | △ |
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ロードバイクのコンポーネントについて知ろう!
コンポーネントとは?
ロードバイクは様々なパーツからなっています。
その中でも変速機やギアなどの駆動系とブレーキなどの部品をコンポーネント(略してコンポ)と呼びます。
この8点の部品がコンポだ
逆にこれ以外はコンポではないよ
上図の8点の部品がコンポーネント。
これ以外のパーツ、つまりハンドルやサドル、タイヤなどはコンポーネントとは呼ばない。
基本的に自転車メーカーはフレームを製造しているのであってそれ以外の部品、コンポーネントなどは製造してません。(一部例外はある)
自転車メーカーはコンポーネントを製造しているメーカーからコンポを購入して自社のフレームに組み付けて自転車店で販売してます。
コンポーネントを製造しているメーカーは主に
- 日本のShimano(シマノ)
- イタリアのCampagnolo(カンパニョーロ)
- アメリカのSRAM(スラム)
の3社!
日本で販売されているロードバイクの9割以上がシマノのコンポーネントで組まれている。販売されているほとんどのパソコンにWindowsが入っているようなもんですね。
また世界的なシェアもシマノが圧倒的。こだわりが無ければシマノ製のコンポで組まれたロードバイクを選ぶと良い。
コンポーネントのグレードについて
コンポーネントにはグレードが存在します。
シマノのコンポーネントをグレード順に並べると
- DURA-ACE (デュラエース)
- ULTEGRA (アルテグラ)
- 105 (イチマルゴ)
- TIAGRA (ティアグラ)
- SORA (ソラ)
- CLARIS (クラリス)
となっている。
- 変速段数が多い
- 軽量
- ブレーキがよく効く
というメリットがある
けど上のグレードほど高価だから自分の目的に合わせてコンポーネントを選択する必要があるかな
コンポーネントはグレードが高いほど変速段数が多いです。
私としては多少高くなっても上位グレードとの互換性がある105をオススメしたい。
ロードバイクのブレーキに要注意!
ロードバイクを選ぶ際に注意してほしいのがブレーキに何がついているかです。
多くのロードバイクメーカーは車体価格を下げるために安いブレーキ(テクトロなど)を採用していることが多く、安いブレーキははっきり言って止まりにくい。
「コンポーネントは105を採用してます!」と書いてあってもブレーキは105ではなくテクトロなどがついていることなんてザラ。
シフターと前後のディレーラーさえ105グレードのコンポーネントで組まれていれば「メインコンポは105です」と言えてしまうのがこの業界…
ブレーキだけでなくクランクなども安いものをつけることが多いです。
フルで105なのとメインコンポが105なのではわけが違う。
とくにブレーキは安全に関わるパーツなのでちゃんとしたもの(シマノ製)がついたものを選びたい。
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価格別!初心者におすすめのロードバイク!
ここでは予算ごとのおすすめロードバイクを紹介しています。
10万~15万円のロードバイク
10~15万円のロードバイクの場合フレームはアルミかクロモリ。
コンポーネントのグレードはClarisかSORAあたりでしょう。
GIANT CONTEND1
公式サイト:https://www.giant.co.jp/giant22/bike_datail.php?p_id=00000026
コスパが高いメーカーで有名なGIANT(ジャイアント)のCONTEND1です。
価格は¥121,000。
コンポーネントにはSORAが採用されている。この価格帯でSORAが採用されているのは優秀。
また、フラットペダルが付属しているので別に購入する必要がありません。
人によって使いたいペダルが違うからなんだけど…
cannondale CAAD Optimo 3
公式サイト:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/road/race/caad-optimo/caad-optimo-3-smu
価格は¥126,500。
CAAD Optimo 3アメリカのメーカーcannondale(キャノンデール)のエントリーモデル。
アルミバイクですが、フォーク部分にカーボンを使用しており乗り心地の良さと軽さを実現してます。
あとキャノンデールのロードバイクはブレーキにちゃんとシマノ製を採用しているところに好感が持てる!
15万円~20万円のロードバイク
この価格帯になると上位クラスのアルミロードバイクを購入することができます。
エントリークラスのカーボンより上位クラスのアルミのほうがよく走ることはよくある話。
レースで戦えるロードバイク買うならやっぱ最低でも15万以上は欲しいところ。
cannondale CAAD13 105
公式サイト:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/road/race/caad13/caad13-105
価格は¥158,400。
個人的に性能が良いアルミバイクといったら真っ先にcannondaleのCAADシリーズが頭に浮かぶ。
ブレーキにもちゃんとシマノの105を採用していて、ブレーキ性能もバッチリ!
GUSTO COBRA SPORT
公式サイト:https://www.gustobike.jp/product/cobra-sport/
価格は¥198,000。
私が知る限り、最強のコスパを誇る台湾メーカーGUSTOのロードバイクです。
このロードバイクの恐ろしいところはなんとアンダー20万でフレームがカーボンだということ。
しかもコンポにはシマノの105を載せている。
これ利益出るの?ってレベルの安さ。
自転車本体以外にもお金がかかるので注意!
ロードバイクは自転車本体を買って終わり!
というわけにはいかないのだ!
ライトや鍵のような用品も必要です。
初心者が最低限必要な装備としては、
- 仏式の空気入れ
- ライト
- カギ
- ペダル
- ヘルメット
- ボトル、ボトルケージ
- パンク修理道具
- メンテナンス道具
- サドルバッグ
が必要。
コチラの記事で初心者向けに必要な装備を紹介していますが、最低でも2万円以上はかかると思ってください。
他にあるとより自転車を楽しめるもの
- サイクルコンピューター(サイコン)
- アイウェア
- サイクルジャージ
- ビンディングペダルとシューズ
も欲しいので結局5万円くらいは覚悟すべし。
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ショップ選びは重要
ロードバイクを購入するときどこのお店で買うのかはロードバイク選びと同じくらい重要です。
ショップ選びがその後のロードバイクライフを左右するといっても過言ではありません。
良いショップはロードバイク購入時にちゃんとフィッティングをして丁度いいサイズのロードバイクを選んでくれるし、購入後のフォローが手厚かったりする。
ロードバイクが故障したときも格安(もしくは無料)で直してくれたり、スキルアップしてポジションを見直すときにも相談に乗ってもらえます。
お店に行っても自分の欲しいロードバイクが売っているとは限らない!
ネットでロードバイクを調べてこのロードバイクが欲しい!
と欲しいロードバイクが決まったとしましょう。
しかし、実際に自転車店に行っても欲しいロードバイクの在庫があるとは限らない。
欲しいモデルが合ったとしても自分に合ったサイズが無いこともある。
自転車はかさばるのでお店に在庫できる量も限られるし、1つのモデルの全てのサイズを用意することは不可能なのです。
そもそも欲しいメーカーのロードバイクを取り扱っていないことだってあります。
お店に在庫がない場合は、基本的に取り寄せになります。
すぐに取り寄せられることもあれば、半年以上待つこともあるので覚悟すべし!
最後に
今回はロードバイクの選び方やおすすめのロードバイクを紹介しました。
私自身、初めてロードバイクを購入するときにいろんなサイトで調べて購入したので、これから購入する人向けにまとめました。
あなたのロードバイク選びの参考になれば幸いです。
また、この記事の内容を参考にして選んでもいいし、参考にしなくても問題ありません。
いろいろ説明しましたが、まぁ難しく考えずに予算の範囲内であなたが一番カッコいいと思ったロードバイクを選びましょう!
結局それが一番満足度が高いので!
おしまい。