自転車業界にはパーツ重量詐欺というものが存在する!
カタログの重量を見て購入したのに実際測ってみたらカタログ値よりも重かったなんてことはよくある話。
なのでカタログ値だけでなく実測値が知りたいという人は多いはず。
今回はこの前購入したDURA-ACEの各パーツを実際に測定してカタログ値と比べてみようと思います(`・ω・´)ゞ
まさか天下のシマノさんが重量詐欺なんてやらかさないよねぇ…(フラグ)
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実測値とカタログ値の比較
いきなりですが測った実測値を出しちゃいます!
はいドン!Σ(゚Д゚)
DURA-ACE R9100 | カタログ値 | 実測重量 |
クランクセット(170㎜,50-34T) | 609g | 614g (+5g) |
STIレバー(左右セット) | 365g | 369g (+4g) |
ブレーキ(前後セット) | 326g | 326g (一致) |
フロントディレーラー(直付け) | 70g | 71g (+1g) |
リアディレーラー(SS) | 158g | 161g (+3g) |
スプロケット(11-25T) | 175g | 176g (+1g) |
合計 | 1703g | 1714g (+14g) |
結果としてコンポ6点で14gカタログ重量よりも重い!(;´Д`)
う~む。シマノさんならカタログ値よりも軽いというミラクルを起こしてこれる期待してましたが…
残念です(´・ω・`)ショボーン
とりあえず1つ1つパーツを見て行きましょう。
クランク
コンポの顔!クランクです。
2016年にR9100のクランクを見て「ダセェ!Σ(゚Д゚)」と思ってましたが生でみると結構カッコいい。
今回購入したのはクランク長170で歯数は50-34。貧脚仕様!(´・ω・`)
一番重量があるパーツなのでそれだけ軽量化が期待できるのですが…
結果は614g
カタログ値は609gなので5gオーバー。
ねじ切りの部分にグリスが塗ってあるのでグリスの重量かな~と思ったけど流石に5gもグリス塗らないか。
もしかしてカタログ値にはクランクボルトの重量が含まれていないのでは?
そう思い重量を測ってみた。
4gでした。
つまりクランクボルト4gにグリスが1gで追加5gと考えればカタログ値に合う。
カタログ値にはクランクボルトの重量が含まれていないかもしれない…(いやそんなことないか?)
STIレバー
続いてSTIレバーです。
STIレバーをカッコよく撮れる置き方を考察していたら↑の写真のようになりました(ダサいかな?Σ(゚Д゚))
まずは左レバーの重量を測定。
183gでした。
続いて右レバーの重量を測定。
186g!左レバーよりも3g重いようだ。
合計は369g。
カタログ値が365gなので4gオーバー。
内部にグリスがたっぷり詰まってるのかしら…(´゚д゚`)
キャリパーブレーキ
続いてブレーキです。
最近ディスクブレーキが流行っていますが、今回測定するのは従来のリムブレーキ。
先代の9000系DURAよりもR9100は若干重量が増えました。
理由としては先代の剛性不足という弱点を克服するため、ブースタープレートが入れられたため。
アームのたわみが43%減少されました。
さて、前置きはここまでにして重量を測ってみます。
まずはフロントブレーキ。
164g。
続いてリアブレーキ。
162g。
フロントとリアを合わせて326g!カタログ値と完全に一致しましたね。
カタログ値よりも重くなる現象にブレーキがかかったようだ!( ー`дー´)キリッ
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フロントディレーラー
フロントディレーラー(直付け)です。
前作のツノのようなアームがなくなってます。
前作の9000系は変速時のレバー操作が最初ちょっと重くて一気に軽くなるという特徴があったようですが、今作のR9100では最初から最後まで均一に軽くなったみたい。
見た目的にワイヤーの取り回しが難しそうとか、素人が調整したら壊しそうだとかいろいろ言われていますが実際どうなんでしょう。
さて重量測定。
カタログ値が70gなので1gオーバーです。
シールを剥がしてませんがシールの重量なんで1gもないでしょうし、おそらくグリスの重量かな?
「はっ?おめぇシール剥がして測定しろや!Σ(゚Д゚)」という声が聞こえてきそうですが私のような素人は組み付け時に困るのでまだ剥がしません!( ;゚;ё;゚;)
リアディレイラー
このリアディレイラーを見るたびに「甲殻類みてぇ…( ̄ω ̄;)」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
水槽にいれたら動き出しそうですよ(´゚д゚`)
裏面。カーボン製のプーリーケージが美しい(*´Д`)ハァハァ
重量は161g。カタログ値が158gなので3gオーバー。
バネ部分にグリスがたっぷり塗られているからだと思いたいですね(´・ω・`)
スプロケット
最後にスプロケットです。歯数は11-25T。
手前のギアと奥のギアで色がちょっと違うのは光の当たり方の影響ではありません。
DURA-ACE R9100のスプロケットはロー側のギア5枚がチタン製なんです!Σ(゚Д゚)
トップ側6枚は下位グレードと同様のスチール製。
セカンドグレードのULTEGRAと値段がどえらい違うのは高級素材であるチタンが惜しみなく使われているからなんですね。
重量は176g。カタログ値は175gなので1gオーバーしました。
まぁこんなもんか…(´・ω・`)ショボーン
まとめ
結局ブレーキ以外の全てのパーツでカタログ値よりも重たいという結果になりました。
DURA-ACE R9100 | カタログ値 | 実測重量 |
クランクセット(170㎜,50-34T) | 609g | 614g (+5g) |
STIレバー(左右セット) | 365g | 369g (+4g) |
ブレーキ(前後セット) | 326g | 326g (一致) |
フロントディレーラー(直付け) | 70g | 71g (+1g) |
リアディレーラー(SS) | 158g | 161g (+3g) |
スプロケット(11-25T) | 175g | 176g (+1g) |
合計 | 1703g | 1714g (+14g) |
天下のシマノ!しかもDURA-ACEなら…
と期待してましたが、若干カタログ値をオーバーしました。
まあコンポ6点で14gならまぁまぁ優秀なのかも…
シマノですらこれなら他のメーカーはもっと差が出るかもしれません(;´Д`)
もうひとつ残念なお知らせが
stiと前後ディレイラー の合計重量は
Di2の方が軽いです
Stiがなんとマイナス137g
フロントプラス30g
リアがプラス42g
でした
ちなみにDi2のstiはアルテでも302gでした
デュラエース に変えて一番実感できたのがstiが軽くなったのとリア変速の音が小さくなった事でした
機械式だと実感できる事がもっと多いのではと推測されますね
Di2と比べたら負けてしまいますね…
でも自分機械式が好きなので…(;´Д`)