105とアルテグラにはどれくらい違いがあるのか?5800とR8000の比較インプレ!




普段5800系の105を使っている男。MESIです。

私は以前「DURA-ACEとULTEGRAに違いはあるのか?R9100とR8000を比べてみたよ。」という記事を書きましてね。

タイトルの通りDURA-ACEとULTEGRAを実際使ってみて両者の違いについて書いた記事ですよ。

 

そして私が普段使っているコンポーネントは105。

『じゃあULTEGRAと105の違いについて焦点を当てた記事を作っても良いのでは…?』

という考えが頭に浮かびました。

そんなわけで今回は以前書いた記事の続き的な感じでアルテグラと105の違いについて書いていきますよ。( ゚д゚ )クワッ!!

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重量と価格の差

アルテグラと105の重量は以下の表の通りです。

 ULTEGRA R8000105 (5800)
クランクセット(170㎜,50-34T)674g757g
STIレバー440g486g
ブレーキ360g378g
フロントディレーラー(直付け)92g89g
リアディレーラー(SS)200g234g
ボトムブラケット(圧入)63g63g
チェーン257g257g
スプロケット(11-28T)251g284g
合計重量2337g2548g

重量差は211g

また、価格はショップによりますが105がフルセット7万円ほどでアルテグラが10万円くらい。

価格差は3万円ほどですね。

 

105とアルテグラに三万円分の性能差は果たしてあるのか…?

私が使用して感じたことを書いていきます。( ゚д゚ )クワッ!!

 

STIレバーを握った瞬間違いがわかる!

私がアルテグラのSTIレバーを握った瞬間わかったこと。

それはアルテグラのほうが105よりレバーが小型だということです。

この差ははっきりとわかります。

普段使っている105のレバーは手の小さい私には大きく握りにくさを感じているのでレバーが小型なのは嬉しいところ。

とはいえカンパニョーロのエルゴパワーのほうが握りやすさは上かな(´・ω・`)

関連記事「カンパのコンポってどうなの?カンパニョーロ ATHENA仕様インプレ!

 

リア変速はチェーンにテンションがかかった時こそ違いがわかる。

リアの変速に関しては基本的にアルテグラも105も変わらない気がします。

ただし「DURA-ACEとULTEGRAに違いはあるのか?R9100とR8000を比べてみたよ。」の記事でも書きましたがチェーンにテンションがかかっているとき

つまり変速するとディレーラーに負荷がかかるようなときに105だとすごく嫌な感じに変速するんです。

上の画像みたいな音を立てて無理やり変速していく感じ。これが嫌なんですがULTEGRAだとチェーンにテンションがかかっていてもスルリとギアに入ってくれた。

 

通常の変速であればアルテグラも105も素晴らしいかな。

フロント変速はアルテグラの圧勝

フロント変速はアルテグラの圧勝です。

少ないストローク、少ない力で変速できます。

本当にスルスルとインナーからアウターに入ってくれる。

 

105だとフロント変速が結構面倒くさいです。

 

「ちょっとした登りでインナーに落とすのが面倒くさい!」

そんな場面で105だとダンシングで登ってアルテグラだとインナーに落とすといった差が出ると思う。

 

サイクルメンテナンスの飯倉さんも105のフロントディレーラーはイマイチだと言っているのでフロントディレーラーだけアルテグラに交換するのはありですね。

この動画の29分20秒くらいから。

また、私は基本的に105を使っていますがブレーキは6800のアルテグラを使っているのでブレーキの違いはこの記事では省かせてもらいます。(;´Д`)

 

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質感が全然違う!

105とULTEGRAではまず見た目が全然違う。

アルテグラのほうが仕上げがきれいで圧倒的に高級感があります。

眺めていて楽しいのはやはりアルテグラ!

 

写真ではよく違いがわからないと思うので実際ナマで見て比べてみてください。

 

あと変速した時の感触。

105は変速でレバーを倒したときにプラスチックぽさがあり安物感があるのですが、アルテグラは変速タッチが上質。

 

105が「バチン、バチン!」

アルテグラが「カチリ、カチリ!」

といった感じでしょうか?(わかりにくいなΣ(゚Д゚))

SHIMANO (シマノ) 105-R7000 ブラックコンポセット 【ロードバイク】

スプロケットに差はあるのか?

昔スプロケットを105からアルテグラ(6800)に交換したのでその感想を。(ギアの歯数は105と全く同じの11-28Tに交換)

結論から言うと変速性能は全く変わりません。

ただちょっとバイクが軽量化されるだけです。

 

たまに「スプロケットをアルテグラに交換したら変速性能が良くなった!」という人もいますがそれはたぶん変速調整が少し狂っていたのが、アルテグラにスプロケを交換した時たまたま調整が上手くハマっただけだと思います。

 

ではスプロケットをアルテグラにするメリットはあるのか?

といったら歯数のラインナップが豊富なことですかね。

105が3種類(11-28T 11-32T 12-25T)しかないのに対して、ULTEGRA(R8000)はなんと7種類(11-25T 11-28T 11-30T 12-25T 14-28T 11-32T 11-34T)

105で自分に合った歯数がないならアルテグラを選択することになります。

例えばトップギアが14Tまでのジュニアスプロケットはアルテグラグレードしかありません。

 

自分に合ったギア比を選択することは非常に重要であるためもし現在105のスプロケットを使用していてギアに不満があるなら交換するのはありです。

105からアルテグラに乗り換える必要はあるのか?

現在105を使っている人が10万円を払ってアルテグラのフルセットを買う必要があるのかというと私は必要ないと思います。

5800系の105の性能は少なくともカンパニョーロのスーパーレコードと同じかそれ以上に変速してくれる高性能コンポーネントなので。

関連記事「カンパニョーロの最高級コンポ。スーパーレコードの使用インプレ!

 

ただしこれからバラ完でロードバイクを組もうとしていて「コンポを105かアルテグラにするか迷っている!」というのであれば間違いなくアルテグラにしましょう。

 

アルテグラのほうが3万円ほど高いですが3万円多く払う価値はあると思います。

 

「のりりん」という漫画ではこのように言ってますね。

漫画のりりん。105とアルテグラの値段差はあまりない

 

漫画のりりん。105は完成車で買うコンポで部品買いならアルテグラ

引用「のりりん」5巻より

 

部品で買うなら105よりアルテグラですよ( ゚д゚ )クワッ!!

 

Tiagra以下のコンポーネントを使っている人がブレーキを上位グレードの物にしたい場合も105よりアルテグラをおすすめします。

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最後に

今回はアルテグラと105の違いについて書きました。

DURA-ACEとULTEGRAの差はわからなかった私ですが105とULTEGRAの差ははっきりとわかりましたよ。

 

そもそもアルテグラは2017年にモデルチェンジした新型のR8000系なのに対して105は2014年にモデルチェンジした5800系。

105の方は完全に周回遅れしているので性能に大きく差があるのは当たり前といったら当たり前なのでしょうね(;´Д`)ハァハァ

 

おそらく新型の105は今年(2018年)の6月くらいに発売されると思います。

関連記事「シマノの新型105は今年の6月頃販売か?

 

R7000になるのか5900系になるのかは謎ですが機会があったら使ってみてレビューしたいですね(´・ω・`)

 

追記:新型105が発表されたので情報をまとめました↓↓

新型105のR7000がついに発表!R7000はいったいどんなコンポなのか?

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1 個のコメント

  • バラ完でロード組む予定なのですがこの記事を見てF.Rディレーラーをアルテに決めました。
    高校生でお金がないのでクランクはケチって105にする予定なのですが、アルテにしたほうがいいでしょうか。
    クランクだったらどっちがおすすめですかね。

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