どうもこんにちは。MESIです。
前回のディレーラー交換編に引き続き今回はチェーン交換を解説していきます。
コンポーネントの中でもチェーンは消耗品。走行5000kmにつき1回の頻度で交換が必要です。
ショップにお願いするのもいいですが、個人的にチェーン交換は自転車乗りの必修科目だと思っています。自分で交換できるようになっちゃいましょう!
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チェーン交換で必要な工具
チェーン交換で必要な工具はずばりチェーンカッター。
チェーンを切ったり繋いだりできる工具です。
チェーン交換ではこれがないと何もできません。
トイレで用を足す時、トイレットペーパーがないと何もできないようなものです。
そんなわけで買っておきましょう。トイレットペーパーを、チェーンカッターを!
個人的にはやっぱ純正がおすすめ。多少高くても安心感を重視。
チェーンを切る前の前準備
チェーンを切る前にチェーンをギアから外しておきましょう。
上の画像では内側に落としてますが、フレームに傷が付く可能性があるので外側の方に落とすことをおすすめします。
張力がかかった状態のチェーンを切るのは伸びた状態の輪ゴムを切るようなもので、切った瞬間バイーンとなります。気をつけましょう。
チェーンの切り方
自転車のチェーンはピンをチェーンカッターで押し出すことで切ります。
こんな感じにセットしてくるくるハンドルを回せば「パキッ!」と音とともにピンが押し出されます。
チェーンを切るときにコネクトピンで切らないように。
チェーンに注油するとき他のピンとは違うピンを見たことはないだろうか。
この黒いピンがコネクトピン。チェーンを繋ぐときに使用するピンです。
コネクトピンが入った部分は基本的に再利用できないことになっているので、別のピンで切ってください。
新品のチェーンの前準備
新品のチェーンは錆止めとして塗ってあるオイルでベタベタです。
これを一度パーツクリーナーを使用して除去してしまいます。
軽くスプレーする程度で良いです。
パーツクリーナーに浸すというやり方もありますが、私はおすすめしません。
それをやるとチェーン奥深くの内部の油まで取れてしまったり、またパーツクリーナーがチェーン内部に残ってしまうと新たに注油したときにオイルが分解されてしまう恐れがあるためです。
チェーンの長さ決め
基本的に古いチェーンと新しいチェーンを並べてリンク数が同じになるようにすればOKです。
注意して欲しいのは長さではなくリンク数で合わせること。古いチェーンは若干伸びていたりするので長さで合わせると1リンクずれる可能性があります。
一方で、スプロケットやクランクの歯数を変えるような場合チェーンの長さを変更する必要があります。以下の方法に従ってチェーンの長さを決めてください。
新型のシャドー化したリアディレーラーを使用している場合はチェーンの長さの決め方がシンプルです。
下の図のように最大チェーンリングと最大スプロケットにチェーンをかけてください。
このときリアディレーラのプーリーケージに通さないこと。
この状態から1~3リンク分チェーンを余分に加えたのが適切な長さとなります。
プーリー通してないのに1~3リンクしか足さないの?と思いますが、これで良いのです。
実際にチェーンを足す数については以下の通りです。
チェーンを引っ張り上の画像のようになる場合2リンク足してつなぎます。
一方このような状態になる場合、1リンクか3リンク足してつなぎます。
1リンクか3リンクかで迷ったら3リンクにしたほうが無難です。チェーンを短くするのは簡単ですが長くするのは面倒なので。
長さが決まったら余分なチェーンは切ってしまいましょう。
チェーンはコネクトピンを穴に入れてつなぐのですが、ここではちょっとしたルールが存在します。
それはコネクトピンをチェーンの進行方向の前側のアウターリンクの穴にセットするということです。
このように取り付けるとチェーンの強度がより強くなりますが、別にこのルールは守らなくても問題はありません。
なので腕に自身がある人だけ余分なチェーンを切るときにこのルールが使えるよう意識してみましょう。
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チェーン取付けの注意点
まずシマノのチェーンには表と裏があります。(旧式のものだとないこともあるけど)
刻印がある方が表、刻印がない方が裏でチェーンを取り付けるときは表側が見えるようにしてください。
また、リアディレーラーのプーリーケージに通すときはチェーン脱線防止ピンの上を通す用に注意してください。
↓良い例
↓悪い例
チェーンのつなぎ方
チェーンを繋げるときはチェーンの穴にコネクトピンを押し込むことでつなげます。
切るときはピンを押し出したので逆のことをやれば良いわけです。
コネクトピンを穴に入れて…
チェーンカッターのハンドルを回して押し込んでいきます。
外側が平らになるまで押し込んでやります。
仮に押し込み過ぎた場合、ピン先を折った後に逆側から押してあげましょう。
最後にチェーンカッターの穴にピン先をはめ、テコの原理で余分な部分をへし折ります。
支点、力点、作用点ェェェン!です(プリッツのCM覚えてる人がどれくらいいるだろうか(笑))
ピン先を追り注油をしたら完成です。
お疲れ様でした。